일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

えどさんごくし

江戸三国志

吉川 英治

吉川 英治의 江戸三国志(えどさんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 577,271자 · 1141화면

아오조라 문고

今――楽屋口へ廻ってきた所で、バッタリ顔を見合いましたが、そのわずかな機会には、妙な疑心がよけいに働いて、いっそう記憶をつかむことができない。

だが、金吾の空覚えが決してあやまちでない証拠には、伊兵衛の顔色も鮮やかに変っている……

とは言え、伊兵衛の方でも、やはり誰というハッキリした驚き方ではなかったのです。

不意に、楽屋裏のむしろを上げて、白い手甲脚絆の男が、無断で目のまえに立ったのと、その容貌を見たせつなに、常には忘れていたような古傷がひらめいたので、意味なくハッとしただけのものであります。

なぜか、馬春堂が袖を引ッぱるので、伊兵衛は金吾を流し目に見ながら小屋の裏手へ飛び出して、

「何だい今の男は、小屋のなかをキョロキョロ見廻りやがって、うさんくせえ奴じゃねえか」

もう一度小屋の方を振顧ってつぶやくと、馬春堂スタコラとお先に歩いて、

「知らないのか、あの男を」

「見たような奴だとは思うんだが……どうも胸にうかんで来ねえ」

「お粂がさんざん可愛がった男さ」

「えっ、旅先でか」

「なあに、江戸でさ」

「江戸で? ……江戸でとすると相良金吾じゃねえか。あっ……ちげえねえ!」