일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

えどさんごくし

江戸三国志

吉川 英治

吉川 英治의 江戸三国志(えどさんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 577,271자 · 1141화면

아오조라 문고

と、九兵衛はすこし声を曇らせて、横につかんだ手拭で目を抑えました。

意外です。

みずから兇悪な人間と傲語する老賊の目に思いがけない涙を見ようとは。

そして、纏綿たる人なみの懐旧をもって過去を語られていることも、金吾には、常人の口から聞くことばよりも、惻々として胸にせまってくるような心地がする。

「そうか、じゃお前は、父上の時代に、名古屋の屋敷に奉公していた仲間だったのか」

「わるい事はできないものでございます。……というような弱音が出るようでは、もう悪党も焼きが廻った証拠じゃあございますがね」

「奇縁だな」

「空怖ろしい気がいたします」

「したが、そこでお前は、日本左衛門からいいつけられている――つまり拙者を殺そうという籤の誓いを、どうするつもりだな」

「ヘエ」と九兵衛はうなだれて、

「――このまま、どこまでも、あなたの影に添って尾け狙うつもりでございます」

「ふーむ……」

「が、それは表前の事。日本左衛門の仲間の目にそう見せておく反間苦肉というやつです。なんで、あなたを殺せましょうか。――それよりはどうかこの老いぼれの九兵衛を、逆に活かして使って下さいまし。大旦那の勘解由様に対して、九兵衛は少しばかりの御恩返しにもなれば有難いとぞんじます」