일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

えどさんごくし

江戸三国志

吉川 英治

吉川 英治의 江戸三国志(えどさんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 577,271자 · 1141화면

아오조라 문고

からしめました。

まさしく金吾だ――金吾が魔薬のしびれからさめて、そこへ身を挺して来たのだと思いましたから、稲吉はじめ匕首をもった黒衣の面々、素破と油断がありません。

そのうちに稲吉が、

「えい、相手はひとりだ、びくびくすることがあるもんか」

たじろぐ仲間を叱りつけて、いきなり相手の刀光を目あてに斬りかけますと、気配を察したか彼の方から機を制して、

「おうッ」

とばかり跳躍しました。

鍔を鳴らしたそのだんびらが、弱腰でいる黒衣の者たちの真っ向へのぞんで来た気がしましたから、わッとうしろへ身を避ける。

そこの四尺ぶすまが二枚、隣りの部屋へ風をあおッて倒れたはずみに、二、三人はそこへ折り重なって、ひとりは二度目のうめきをあげ、

「ちッ、野郎」

と、狂いまわる。

――あとは一時にすさまじい屋鳴りと喚き。ふすま障子の狼藉はもとよりのこと、旅芸人の仮の家だけに、家財器具のなかっただけが幸せです。

しかも、瞬間のうちに、相手の打ちふる刀にあたって斬られた者は、一人や二人にとどまりません。何しろせまい屋内のこと、あとでお粂が帰って行燈をともしてみたら、そのいちめんな血汐や柱の刀きずの凄惨なるありさまに気を失うかもわからないでしょう。