일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

えどさんごくし

江戸三国志

吉川 英治

吉川 英治의 江戸三国志(えどさんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 577,271자 · 1141화면

아오조라 문고

おりんは、足の裏にねばりつく畳の音を忍んで、幾間もある奥の一室をさぐッて来ました。

かすかな寝息が聞こえます。

そこには静かというよりも、むしろ気味わるい蚊帳の布目がうッすらと青くよれている。

もう夜は肌寒い秋ですから、いかにやぶ蚊の多いこの辺でも、蚊帳をつるべき気候ではありませんが、何しろ、雨戸やふすまも不備なため、枕元にキリギリスが啼き、寝顔をコオロギに踏みつけられるおそれもあるので、蚊帳は夜の虫ふせぎにつるものとみえます。

かりにも、男の寝息がしている部屋なので、おりんは中の一間を措いて、それ以上は進みかねながら、

「最前、お救いくださいましたのは、多分あなた様と存じますが」

そう言って、畳に両手をつきました。

「――只今ちょうど、高麗村の者と、お主のお嬢様とがたずねてまいりました。まことは、明日を待ってゆるゆるお礼を申すのが道でございますが、お嬢様が先を急いでいる場合なので、私も御一緒に今から高麗村へお供をいたします。――ついては、また日を改めてお目にかかりたいとは存じますが、どなた様でございましょうか、お名前だけを、伺わせてくださいませ。……もし、お寝みのところを恐れいりますが、おさしつかえなければ、あなた様のお名前なりと……」