일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

えどさんごくし

江戸三国志

吉川 英治

吉川 英治의 江戸三国志(えどさんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 577,271자 · 1141화면

아오조라 문고

と、案じられるように、ささやき合っています。

雲霧は気軽に、

「どうだろう、今夜はおめえたちの部落へ行って泊めて貰えまいか」

「だが、わしらのいる部落は、すこし横道へはいる所だから」

「何里ぐらい?」

「一里ほどはありましょうよ。だが、そこへ来れば、あしたは秩父の町へゆく馬があるから、その女子だけでも乗せてあげたらようがしょう」

とにかく雲霧たちは人里に餓えている。部落と聞いても恋しい気がする。で、白樺の森にそいながら、漆掻きの導く道について行きました。

深林から深林へ、道はいくたびとなく折れ曲がって行きます。

西へ向いているのか東へさしているのか、この辺の地理になると漆掻きででもなければ、少しも見当がつきません。

そのうちに、行く手に明るい空がひらけました。森を離れたとたんに道は急落していて、その下に四方山にかこまれた盆地があります。

「わしたちの村は、あの盆地の底でございますよ。旅の衆、先へ下りたがいい」

こういって、指さす所を見ると、そこは足がかりもない絶壁で、頼りとするのは、一すじの繩梯子が下がっているばかり。

しかし、新助も雲霧も秦野屋も、身の軽いことにかけては漆掻きに劣らぬ曲者です。