후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
えどさんごくし
江戸三国志
吉川 英治
吉川 英治의 江戸三国志(えどさんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 577,271자 · 1141화면
モンペをはいた若い女が、何かの壺を頭にのせて通りますし、石魚らしい魚をさげてゆく男も見かける。
部落とはいえ、宛たる山の小都会です。なおごらんなさい、突きあたりの形のいい山の裾にかかって、雲霧などの目には、一種不思議なともいえる、三角形の建物がたっています。
「さあ、この小屋が空き物だ。御苦労御苦労、よくお出なさいました、ろくな御馳走もありませんが、今夜はここでゆッくりとお寝みなさい」
自然木の横組み建で、熊の出はいりしそうな戸をあけて、
「さ、どうか御遠慮なく」
と、促します。
新助は二の足をふんでいました。たれより先に、お蝶がものめずらしそうに這入って行きましたので、
「じゃ」と、いや応はありません。
這入ってみると、そんなビクついたものではなく、草を編んだ敷物もあれば、毛皮、夜の具も片すみに積んである。なおのこと、炉には火ダネもはいっていて、くべる薪にも湯茶の道具にも、少しも不自由はないふうです。
「不自由はありがてえ、まるで何かこう、立派な宿屋にでもついたような気がするぜ」
とりあえず、疲れた足をのばし、脚絆をとき、それぞれここに一夜を楽しむことを忘れません。