일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

えどさんごくし

江戸三国志

吉川 英治

吉川 英治의 江戸三国志(えどさんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 577,271자 · 1141화면

아오조라 문고

と剛兵衛はそろそろ案内役の説明をしはじめて、

「これより登りましても、船見山、吹上、山里の方へ、丘つづきに参られますか、それともお広芝を通りぬけて、山里から吹上の方へ出てお戻りなさいまするか、如何でございましょう」

万太郎は剛兵衛のことばをうつつにして、

「広い。――さすがは広い」

と暫く感に耐えて眺めている。

「はい、御城内の広さと言っては、とても一口ではお話にはなりません」

彼は足を躍らせて、紅葉山の高所にのぼり、鷲の森の一端からふたたび四方を見廻しました。

そこに立てば、さながら深山の中腹から鬱蒼たる谷や流れや、峰を見る思いがあります。お庭方の古参である剛兵衛の説くところによりますと、江戸城総面積の三十万六千七百六十坪のうち吹上の庭だけでも十三万坪、堀の坪だけでも数万、崖地だけでも、二万四千坪からあるというので万太郎も想像外に思いました。

そして、天守閣、白堊の御宝蔵、西丸、山吹丸、出丸廓などの狭間が高く見えるほかは、諸門殿閣、みな樹林の底に埋ずまって、その上は模糊たる冬霞のうっすらと流れているのが、どうしても此処が江戸市街の中とは思えぬ程であります。