후리가나로 읽는 일본 고전
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えどさんごくし
江戸三国志
吉川 英治
吉川 英治의 江戸三国志(えどさんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 577,271자 · 1141화면
こういう騒動が起った場合も、それらの機関に力を借りるのはべつとしても、まず犯人の判定や、被害や目的の如何など応急な方針と処置は、当然、ここに常詰となっている与力同心たちの双肩にかかる重大責任です。
で、勘解由は、あとに残って詳細に倉の内外を見て廻っている。それを終って、河合伝八の死骸を片づけたのは午後でしたから、とうとう午の食事さえ摂っていない。
「弱った……」
役宅へ引揚げてきたかれの顔色はまっ青で、
「ウーム、弱ったことができた」
ただ吐息をくり返すばかり。
皆目、なんの見当もつかない。官庫を破った者は少なからぬ人数のようであるが、その目的とした所がまるで想像がつかない。
このまま、これを幕府に報告して、町奉行の力を借りるとなれば、切腹は待つまでもなくそれと同時の仕事です。と言って、風の如く来て風のごとく去った群盗の所為と察しても、それを捜索するにはあまりに山屋敷預りの自分たちだけでは微力すぎる。
わずかに、勘解由が思い当るのは、これは誰か、内部のものが内から手引をしたのではないかという疑念。
で――その翌々日、かれは役宅に白洲を開いて、まえから禁足してある山屋敷内のお扶持人残らず――しめて、二十七人の者を一所に呼び集めて、入れ札の下探りを試みました。