일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

えどさんごくし

江戸三国志

吉川 英治

吉川 英治의 江戸三国志(えどさんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 577,271자 · 1141화면

아오조라 문고

お蝶は、隠居の指に噛みついて、彼が、痛いッと悲鳴をあげた隙に、苫をハネて岡へ逃げ上がろうとしましたが、はっと、顔色を変えて足を竦ませました。

争い合った動揺で、纜の綱が解けたのでしょう、舟は知らぬ間に砂利場の岸を離れて、鳥越川の川口から満々たる大川の中流に押し出されて、下へ下へと流されていつつあるのでした。

途端に、お蝶が川の中へでも飛び込むと思ったのか、狒々隠居は彼女のうしろから抱きついて、

「これ、何処へ行く」

と船底へ引き戻しました。

こんな事なら早く隙を見て逃げ出すのであったのにと、お蝶は自分の悪戯に過ぎた心を悔いましたが、岸を離れたその小舟が何処かへ流れつくまでは、飛び出すことも出来ません。

お蝶が逃げ廻ったり拒む力は、かえって狒々の獣情に油をそそぎかけたようです。隠居は老人に似気ない力で、お蝶を船底に押し仆すと、

「さあ、打つがいい、打つがいい。もっとその爪を立てるがいいよ。何、ばら掻きになってもかまわない。そうだそうだ、力まかせになぐッておくれ」

甘んじて、お蝶の打擲を受けながら、眼を細くしてこらえている。

自分の手が火熱ッて来るほど打ッてやると、お蝶は胸がスッとすいて、同時に急におかしくなって、