轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

あわもりものがたり

『たぬき汁』以後

佐藤 垢石

佐藤垢石『『たぬき汁』以後』。同一底本的分册已合并为一书。收入:泡盛物語、岩魚、烏恵寿毛、越後の闘牛、岡ふぐ談、香熊、熊狩名人、猿ヶ京、支那の狸汁、しゃもじ(杓子)、食指談、純情狸、食べもの、飛沙魚、鯰、入社試験、魔味洗心、老狸伝、わが童心、ミミズ酒と美女。

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 118,470 字 · 244 页

青空文庫

熊の住み家ときいては、恐ろしい。ここで引き帰そうというと、老人はその心配はない。いるだけ取っちまったから、もういない。と、言うのである。

そこで我々は、びくびくもので太郎山に対峙する富士ヶ崎峠を越えたのであるが、一体東京から、さまで遠くない山や渓にも、月の輪熊は豊富なのだ。

けれど、北海道の熊を食うのは、今回がはじめてである。熊料理の、膳の上に現わるる日が待ち遠しい。

五

さて、その日がきた。会場にあてた春日町の支那茶館へ行ってみたのである。

もう、同好の面々が二、三十人集まっている。そのなかに、金田一京助博士と舞踏の五条珠実嬢の顔が見えたのは、異色だ。当日の胆いりである私の友人の説明によると、金田一博士はアイヌと熊の研究にかけては日本一の権威であり、珠実嬢は花柳を五条に改名してから、近くはじめて新橋演舞場で公演するが、その出しものは金田一博士の指導により、アイヌの熊踊りである。だから、この二人は北海道の羆にとって、縁あさからざるものと考え、特に通知して出席を煩わしたと言うのだ。

一同食卓につくと、司会者はまず金田一博士にアイヌと熊について談話を乞うたのである。