轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
にっき
日記
宮本 百合子
06 一九二〇年(大正九年)
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 22,923 字 · 46 页
三月十九日
四月三十日
五月五日
此処へ持って来た“The Street of Adventure”の扉には、“To-morrow we separate from each other”と彼の手跡で書かれて居る。けれども、今日は、我が愛する者よ。卿の第一歩が、私の抱擁に向って進められるだろう。To-morrow! To-morrow!! おお、我が愛する者よ。
三月十九日 金
時は可成のろのろと、然し尊重に過ぎて行く。今朝、或は今日の午後、日附の上で、彼はもう何哩か私に近づき始めたのだ。幸福な海路を! 我が愛する者に。
加藤一夫氏が、『読売』に載せた、南部修太郎氏に対する批評の態度について、は同感である。自分の「渋谷家の始祖」に与えられた罵倒をじっと堪えたその心持を殆ど同じ気分で加藤氏に云われて居ることを快く思う。ほんとうに、「おしゃべり」はやめて下さい。貴方の仕事は、どれほどまで、私達に即して居るのか。
四月三十日 金
○お客様
五月五日 水
二三日不思議に定りない雨が降り続く。快くない天気である。グランパが帰ってから、兎角落付かなかった気持は漸く仕事に向って進み始めた。が、例によってむずかしい。