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かいていたいりく
海底大陸
海野 十三
「子供の科学」1937(昭和12)年4月~1938(昭和13)年12月
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 89,400 字 · 179 页
と交渉を持つようになったのであると考えています」
ヒヤヒヤと、大きな声でさけぶものがあった。それはもちろんドリー老にほかならなかった。
「わしの説とまったく同一じゃ。聞いたか、君たち」
と、いやそのうるさいこと。しかたなく、ドリー老のそばから席を他へうつす者さえできた。
長良川博士は言葉をつぎ、
「――さて、むかしアトランティス大陸に棲息していた如何なる生物が、今日の海底超人に化成したのかということにつきましては、ドリー助教授も言及をごえんりょになったようでありますが……」
と、論じ来れば、ドリー助教授は自席で目を白黒してあわてていた。じつは老学者にも、この研究問題は、まだ解けていなかったのである。
「――わたしの見ますところでは、海底超人の起源は……」
といって、長良川博士はあらためて、一座を見まわした。一堂に集まる世界の生物学者たちは、息をのんで博士の口をじっとみつめている。
「……これは、やはり、われわれ人間と同種の生物であると考えます」
そういいおわると、一座はたちまちさわがしくなった。その中に、ドリー助教授の拍手ばかりが、人をばかにしたような響きをたてて聞こえた。