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かいていたいりく

海底大陸

海野 十三

「子供の科学」1937(昭和12)年4月~1938(昭和13)年12月

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 89,400 字 · 179 页

青空文庫

つづく死闘

落ちついてさえいれば、なんとか切りぬける手も浮かんでくるだろう。

怪物群のまるい、ぶよぶよした頭は、いよいよ舷側からあらわれた。

あとからあとへ甲板にはいのぼってくる。

キキッ、キキキキッ、キキッ。

なにかしきりに話し合っている。触手と触手とが、頭の上のところでゆらゆらとゆれている。

そのうちに怪物群の目が、一度にさっとクーパーたちの立てこもっている船室の方にむいた。

たれかが号令をかけたのであろうか。怪物群は甲板の上に梯形陣をつくると、クーパーの船室めがけて、じわじわとおしよせてきた。

怪物の梯形陣は立体的だ。怪物の頭の上に、他の怪物がのっている。その上にもまた、他の怪物がのっている、まるで積樽がせめてくるようである。

三人は船室のドアに、内がわから机やベッドや本だなをたてかけて、万一ドアがやぶられても防戦ができるようにした。

「ううッ、やるぞ!」

とパイクソンがさけんで、銃をもちなおした。

つづく死闘

はげしい銃声が、まどのそとにひびいた。

パイクソンが、船室のまるまどから、いよいよ射撃をはじめたのだった。

「うん、ざまを見やがれ」

積樽の怪物がぐらぐらとゆらいだ。