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かいていたいりく
海底大陸
海野 十三
「子供の科学」1937(昭和12)年4月~1938(昭和13)年12月
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 89,400 字 · 179 页
船底からのなげき
「そりゃいい思いつきだ」
マルラは喜びの声をあげた。
「事務長、わたしはここにいるんですよ。早くこっちへ手をのばしてください」
やがてクーパー事務長は、マルラの冷えきったブルブルふるえている手をさがしあてた。マルラはよろこびの声をあげて、クーパーの手にせっぷんした。
「――さあ、しっかり立って歩くんだ。手をうんとひろげるんだぞ」
広い、事務長の室の中をふたりが鬼ごっこをはじめた。
でも、その鬼ごっこは、ついに成功して、ゆかの上に転がりおちていた電話機をひろいあげることができたのは、それからものの五分とかからぬ後のことだった。
事務長はさっそく受話機を耳にあててさけんだ。
「クーパーだ。そっちは機関部かネ」
「おお、クーパーの声だッ」
と、むこうでは、たいへん待ちかねたような歓声をあげた。機関長シリンの声だった。
「おお、クーパー。たいへんなことになった。本船の機関は、いつ爆破するかしれないんだ」
「ええッ」
船底からのなげき
「本船の機関が爆破するかもしれんとは、どういうわけだッ」
事務長は棒立ちになってさけんだ。
「それは、こういうわけなんだ」
と、シリンが半泣きの声で説明するところによると、機関部では、どういうわけかわからぬが、皆がトロトロと居ねむりをしてしまったこと、それから後になって目をさましてみると、たれもかれ