轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

かいていたいりく

海底大陸

海野 十三

「子供の科学」1937(昭和12)年4月~1938(昭和13)年12月

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 89,400 字 · 179 页

青空文庫

それをひろげてみると、はたして、えんぴつで走り書きの数行の文章がしたためられてあった。そこには、どんなことが書かれてあったろうか。

船長は声をふるわせてよむ、――

「ワケモワカラナイノニ、攻撃シテハイケナイ。長良川博士ノ意見ヲ聞イテカラニセヨ。博士ハ今パリ大学ニ滞在中デアル。モシコノ注意ヲ守ラナケレバ、現代ノ世界人類ハ最大ノ不幸ニオチイルデアロウ。――黄色ノ眼ヨリ」

スミス警部はうーむとうなった。

エバン船長は、けげんな顔だ。

「スミスさん、この、なぞのような文句を諒解することができないが、どうもこれはうっかり進めないらしいよ」

スミス警部は首をふり、

「いや、これでわかったも同然ですよ。あの鉄水母というのは、やはり海賊船なのですよ。それも近代的武器をもった潜水艦なのにちがいありません。ぼくらの船がまぢかにせまったので、それに来られてはこまるからというので、このおどかしの手紙で、われわれを退却させるつもりなんですよ。だまされてはいけません」

「そうだろうか。ぼくはむしろ反対の考えをもっている。好意的にわれわれに注意をしてくれたのじゃと思う。だから一たん船をかえして、パリ大学に滞在中の長良川博士にそうだんした方がいいと思う。