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かいていたいりく

海底大陸

海野 十三

「子供の科学」1937(昭和12)年4月~1938(昭和13)年12月

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 89,400 字 · 179 页

青空文庫

「スミスおじさん。なぜ無電室へ行ったの」

と、三千夫は、無電室からにこにこ顔で出てくる警部のそばにかけよった。

「うん、坊や、左舷を見ておいで。いますばらしい航空ページェントが見られるから。それも世界にほこる英国海軍の見事なうでまえが見られるんだぞ。さあ、そっちへ行って、ぼくもいっしょに高見の見物といこう」

「左舷というと、いま『鉄の水母』が見えている方だねえ、おじさん」

「うん、その『鉄の水母』が、これから撃沈されて、ぶくぶくあわをふくところが、見られるんだよ」

「えっ、それはかわいそうだよ。おじさん。だって『鉄の水母』に乗っている『黄色の眼』は、世界人類のため、むちゃをしちゃいけないって、ぼくたちをしきりになだめているんでしょう。海賊船なら、世界人類のためなんていやしませんよ」

「そうじゃない。『鉄の水母』は海賊船にきまっているんだ。ああいうのを大西洋上に生かしておいては、わが大英帝国の恥なんだ」

スミス警部は祖国の名誉にかけて、すごい言葉をはいた。

そのうちにも、八機の爆撃機はラスキン大尉の命令によって、一千メートルの上空に美しい隊列をととのえると、左端の一機からはじめて、翼を左にかたむけるや、たちまち急降下状態をもって、「鉄の水母」