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かいていたいりく
海底大陸
海野 十三
「子供の科学」1937(昭和12)年4月~1938(昭和13)年12月
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 89,400 字 · 179 页
三人の客人
三人の客人
「おお、あの少年はボーイの三千夫じゃないか。おーい。三千夫、三千夫」
クーパーは、われをわすれてその場に立ちあがり、こっちへおりてくる少年の方に手をふった。
おどろいたのは三千夫だ。
みょうちきりんなタコのばけものみたいな動物が、うじゃうじゃかたまっているその中から、いきなり英語でもって自分の名が呼ばれたものだから、きもをつぶすのもどうりであった。だが、その声のする方を見れば、これぞ見おぼえのある人物――自分をよくかわいがってくれたクイーン・メリー号の事務長クーパーだったから、こんどはうれしさに胸がぐーっとつまった。
「ああ、クーパー事務長! ぼく、三千夫です。よく生きていましたね」
三千夫は階段をころがるようにおりて、クーパーの胸にぱっととびついた。
「おお、やっぱり三千夫か。よく来てくれた。おまえにあえて、ぼく――ぼくはどんなにかうれしいぞ。お前は急に船上からすがたを消したが、一体どうしていたんだ」
「ぼくですか。ぼくは気がついてみると、海上を漂流していたんです。そしてフランス汽船ルゾン号にたすけられたんです。そうです、クーパー事務長。そのルゾン号はいまもクイーン・メリー号を捜索のために、ちょうどこの真上の洋上をただよっているのですよ」