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かいていたいりく

海底大陸

海野 十三

「子供の科学」1937(昭和12)年4月~1938(昭和13)年12月

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 89,400 字 · 179 页

青空文庫

器械は、待っていましたとばかり、ごとごととまわりだした。真空管がつく、送風機がまわり出す、こまかいセグメントをもった救難信号筒がまわりだし、こちこちとしきりに自動電鍵がはいる。

「うむ、うまくいったぞ。こっちの救難信号をたれかが受信してくれたら、わがメリー号は助かるにちがいない」

クーパー事務長のもとへは、さっそくこのことを報告しておいた。

クーパーはよろこんで、

「うむ、うまくいった。海底超人は気がつかないでいるようだ」

といってから、急に声をおとし、

「いま左舷の後方に『鉄の水母』がうかんでいるのだ。見てごらん、黄色い灯をつけているから。あの鉄の水母を、どうにかしてつかまえてやらにゃ気がすまない」

そういっているうちに、まっくらな空の一ぐうから、ごうごうたる爆音がきこえてきた。

飛行機の音らしい。

そのごうごうたる爆音は、みるみる近くにせまってきた。そしてその爆音はいよいよ大きくきこえてくるところを見ると、かなりおびただしい数らしい。

これを聞きつけたのはクーパー事務長だった。かれはよろこびの声をあげて、同じ室に長くのびている老船長をゆりうごかした。