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かいていたいりく
海底大陸
海野 十三
「子供の科学」1937(昭和12)年4月~1938(昭和13)年12月
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 89,400 字 · 179 页
催涙液
空中から甲板にむかって液をまくとはたいへんいい考えだ。これで安全性がふえると、クーパーは、うちょうてんになってよろこんだ。
ただちに、船内くまなく警報は発せられた。
催涙液
準備時間の十分間は、はやくもたった。クイーン・メリー号が海上に出たというので、うれしまぎれに、恐ろしいのもわすれて甲板に出ていた人たちの間をぬって、避難の密令は伝えられ、一同は急いで船内にかえってきた。そしてドアをかたくおろし、こんどは甲板上の怪物がどうしてもはいりこめないようにした。
マルラ秘書は数名の屈強な船員をひきつれ、いつのまにかクーパーのところへかえってきた。そして、籠城作業をきびきびとやってのけた。
「クーパー事務長、これだけしておけば、もう大丈夫です」
と、ドアのところへたてかけたベッドや重い長いすなどをしめして、自信ありげに目をかがやかした。
クーパーは、そとにしめだされた海底超人がこれからどんなさわぎをえんずるだろうかと、気が気でない。
まどはすべて内がわから、棒と書籍とフトンとで補強しておいたが、そのうちの一つがわずかにすきをもっていて、ガラス越しに光弾下に青白く光る甲板がそこから見えた。