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かいていたいりく
海底大陸
海野 十三
「子供の科学」1937(昭和12)年4月~1938(昭和13)年12月
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 89,400 字 · 179 页
爆発点
「きみはさかんにわれら学究の行動を阻止しようとしている。われわれは、きみにさしずされるおぼえはないのだ。そこをのきたまえ」
先頭に立つ代表会員の言葉に、会員たちはいっそう昂奮し、今や、ロロー殿下の前方に立ちふさがる長良川博士をおしのけても、ロロー殿下を捕らえたいという気持で一ぱいだった。
ロロー殿下は、まるで石像のようにじっと博士のうしろに立っていた。そしてこの場のありさまに、殿下はいよいよこの地をはなれたいと思うにいたった。
そのとき生物学者たちは、ついに長良川博士をおしのけてどっと階段をおり、殿下をぐるっと巻いてしまった。
一大事と、ドン助教授や三千夫少年もとびだしたが、これまた、昂奮しきっている人々のためにはねのけられてしまった。
爆発点
「皆さんは、余をどうしようというのですか」
ロロー殿下は、やさしく一同にたいして抗議された。
「もちろんわかっているではないか。貴下はわれわれのために貴重な研究材料である。さあ、われわれといっしょに行こう」
「いやだ」
殿下はその手をふりはなした。
「いやとは何だ。きみは、あまり強がっては損だよ。われわれの眼から見れば、きみは動物園のおりに飼ってある類人猿と大差がないのだ」