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かいていたいりく

海底大陸

海野 十三

「子供の科学」1937(昭和12)年4月~1938(昭和13)年12月

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 89,400 字 · 179 页

青空文庫

たたかう「鉄の水母」

の真上におそいかかっていった。

どどどーン、ががーン。

ものすごい爆音だ。

一機、また一機。まるで工場の中の機械が動くのを見るときのように、八機の爆撃隊は見事な訓練ぶりを見せて、次から次へと、「鉄の水母」の上に、まっくろな爆弾をなげおとした。

海面は、狂奔する幾すじもの水はしらと、あたりをつつむまっくらな火薬のけむりとでもって、すっかりつつまれてしまった。

もちろん、「鉄の水母」のすがたはそのまんなかにあったから、ひとたまりもなくやっつけられたことと、このすさまじい爆撃をみた者は、だれでもそう思った。

たたかう「鉄の水母」

八機の爆撃隊は、まっくろな爆弾を「鉄の水母」の上におっことすと、一機また一機、くるりと翼さばきもあざやかに、機首を上にたてなおして、上昇していくのだった。

爆弾は、まださかんに海面に炸裂をつづけている。

どどどーン、ががーン。

空気をひきさくはげしい音響が、ルゾン号の甲板にたたずむ人たちの耳を、しばらく、きこえなくしてしまった。

「ああ、かわいそうに、――」

と、三千夫少年は「鉄の水母」のことがまだあきらめられず、ふき出す黒煙のなかにいのらずにはいられなかった。