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かいていたいりく
海底大陸
海野 十三
「子供の科学」1937(昭和12)年4月~1938(昭和13)年12月
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 89,400 字 · 179 页
メリー号の人たち
「だが、ここに、海底超人族のすんでいることがたしかに証明されたということは、とりもなおさず、われわれ全人類が、いま噴火孔上に立っていることをしめすので、実にたいへんなことになりました。大噴火が起こって、われわれがはねとばされるのも、もう、まのないことでしょう。それまでに、われわれは、至急、てきとうな方法を考えて、海底超人族に対抗しなければ、手おくれになります。さあ、皆さん。ここをよく考えてください」
メリー号の人たち
事務長クーパーの船室には、三人の男ががんばっていた。それは当のクーパーと、かれの秘書のマルラと、それからもうひとりは、船内でただひとり眼が見える一等運転士パイクソンであった。
「どうも、SOSの手紙も、うまく本国へとどかなかったようだね」
といったのはクーパー事務長だった。かれの発案でもって、「クイーン・メリー号はこの附近にいるから、たすけてくれ」という文句を、パイクソンに命じて紙や布の小ぎれに書かせ、そとにすてさせ、それをひろう船を待つことにしたのであった。それはルゾン号上のスミス警部によってひろいあげられ、世界中に報告されたのであったが、このあやしき場所にとじこめられたメリー号の乗組員たちには、そんなことがわからなかった。