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かいていたいりく
海底大陸
海野 十三
「子供の科学」1937(昭和12)年4月~1938(昭和13)年12月
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 89,400 字 · 179 页
怪しき浮きドック
クーパーが出てみると、電気主任のエレソンの声だった。
「おお、クーパーさん。眼がうっすら見えだしましたよ。だから、すぐ電気を起こします。まず船内の電灯からつけましょう」
電気主任の声も、喜びにみちみちていた。
怪しき浮きドック
船内には、こうこうと電灯がかがやきだした。すると、今まで見えなかったものが、急にはっきり見えだした。モルフィス博士の薬でもって、やっと東の空が白みかけたくらいの明かるさになり、こんどは電気主任が発電機をまわして電灯をつけたので、太陽が地平線に落ちた直後くらいの、そうとうの明かるさになった。
光りほど、人間に元気をつけるものはない。
たれもかれも、見ちがえるように元気づいてきた。
クーパーは、眼の見えだした船員に命令をくだして、至急に船内をくまなく見てまわり、そして、故障か異状のあるところをしらべて報告するようにいった。
そうしておいて、かれは一等運転士パイクソンや秘書マルラとつれだって、甲板へ出た。かれはなによりも、船のそとの風景を見たかったのである。
ところが、舷へ出てみると、大きなおどろきが三人を待っていた。
「おや、やっぱり海がないじゃないか」