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あわだぐちしめすふえたけ(さわのむらさきゆかりのさきわけ)
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
三遊亭 円朝
02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 196,342 字 · 389 页
四十四
程の悦びで、これから小三郎音羽だけは姿の見えないように屋根船に乗らせ、仙太郎も重三郎も取敢えず政七方へ出てまいりました。
四十四
重三「只今はお手紙ゆえ取敢ず出ました」
政「今春木町が来て知らせたから直に呼びに遣ったのだ」
重「これは春木町さま、其の後は誠に御無沙汰をいたしました、此の度はまた御親切に有難う存じます、小三郎さまの仰しゃるのには、上の手をもって何んするような事では武士道が立たんと、其処に種々仔細がございまして、敵討をなさいませんければならない事に成って居りまするが、お刀を取ってしまわない内は踏込む訳にもいかないので、困って居りましたのです、誠に有難う存じます、夫に相違ないので」
伊「重三さん、お前さんが私の手代の積りで往って下さいな、私は金子を持って往きますから、百両なら百両其処へ金子を出すから、お前さん其の刀を持って先へ帰って下さい」
重「誠に有難う存じます…さア仙太郎親方お上んなさい」
仙「御免なせえ」
政「おや/\丁度好い処へ」
仙「今ね高橋へ来てえると、此方からのお手紙でしたが、何んとも何うも今まで苦労した甲斐が有って、此の上ねえ悦びで、まア何ういう