轻松读懂日语经典作品
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ふしぎなひと
ふしぎな人
江戸川 乱歩
「たのしい二年生」大日本雄弁会講談社/講談社、1958(昭和33)年8月~1959(昭和34)年3月<br>「たのしい三年生」講談社、1959(昭和34)年4月~12月
N4 · 入门 · 新字新假名 · 44,138 字 · 89 页
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黒いかげ
明智たんていは、なわばしごをのぼりきると、屋根に手をかけました。そして、ひょいと身をおどらせると、もう、屋根の上に立っていました。
急な屋根です。とても、立ったままでは歩けません。たんていは、はうようにして、てっぺんの方へのぼっていきます。
そのときです。ブルルルン、ブルルルン、ブルルルン……という、ぶきみな音が、屋根のてっぺんの方から聞こえてきました。
おお、おどろくではありませんか。かれのおくの手は、これだったのです。
かれは、空中にまい上がっていくのです。まるで、スーパーマンのように、からだをのばして、およぐように、空高くとびさっていくではありませんか。二十めんそうは、いったい、どうして、空をとぶことができるのでしょうか。二十めんそうは、ほんとうの、まほう使いなのでしょうか。
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黒いかげ
明智たんていと、おおぜいのおまわりさんに取りかこまれたかいじん二十めんそうは、屋根に上がって、そこから、まるでスーパーマンのように、空へとんでいってしまいました。
それから、一週間ほどたった、あるばんのことです。二十めんそうにねらわれた木村さんの家へ、小林くんがたずねてきていました。