轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
だらくろん(ぞくだらくろん)
堕落論・日本文化私観 他二十二篇
坂口安吾『堕落論・日本文化私観 他二十二篇』。同一底本的分册已合并为一书。收入:堕落論〔続堕落論〕、悪妻論、意慾的創作文章の形式と方法、インチキ文学ボクメツ雑談、咢堂小論、教祖の文学、戯作者文学論、デカダン文学論、文章の一形式、武者ぶるい論、文字と速力と文学、余はベンメイす。
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 84,198 字 · 171 页
七月二十九日
思索から小説依頼、とても書けない、ことわる。読書新聞から「問はず語り」がとどいたので、読んだ。軽すぎる。重い魂が軽いのじゃない。軽いものが、軽いのだ。
七月二十九日(午後より雨)
文藝春秋へ行き鷲尾洋三氏に原稿渡す。ともかく、精一杯のものです、とだけ言った。まったく、目下はそれが全部の感想なのだ。中央公論社へ行き、小滝氏に原稿をとどける。まだ「風博士」だけが足りない。
たったそれだけ路上を歩いただけで、会った人、東京新聞寺田、改造西田、新聞報柴野、若園君とその友人某君と酒をのむ。久々の酒、嬉しかった。大いに駄ボラを吹く。酔っ払うと、急に、大いに「女体」に自信満々たるように亢奮しだしたから、無茶で、私は酒を飲まないうちは、ともかく精一杯の仕事だった、と、むしろやや悲痛にちかい感慨で、暗く考えていたのであった。酒は無茶だ。不当に気が強くなる。ずいぶん「女体」を威張って、二人のききてを悩ましたようだ。若園君、私の家へ泊る。むりに引っぱってきたのだ。三、四日分のパンを焼いて貰う魂胆なのだ。一人になったら、実に落付いて気持がいいが、食事だけ困るのだ。