轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
へいわじぎょうのしょうらい
平和事業の将来
大隈 重信
大日本平和協会会長推戴式での演説、1910(明治43)年1月
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 11,320 字 · 23 页
〔平和の主唱者は平和の攪乱者〕
それ以来、衷心平和という事には注意しているが、全体、日本という国の地位が、世界の強大なる国の地位に大いなる隔たりが有り、且つ世界の国際団体に充分なる地位を占めない時に当っては、如何に志があっても、なんら世界の平和の上に働く機会が無かったのである。ところが、このたびの如き会が出来た。無論、先年から両三度ご案内を受けて悦んで出席いたすところであったが、已むを得ぬ事情のために、今日まで出席いたさなかったのは、甚だ遺憾な訳でありましたが、今日初めてこの会に臨んで、そうして初めて会長という名誉を与えられた。甚だ恐縮千万である。しかしながら、世界の平和ということに付いては、単に名のみであっても、二十二年の間関係があるのに、何か為したかというと、一も無しと諸君に白状するの已むを得ぬのは、甚だ遺憾であるが、ただこれから先、諸君と共に何か為してみたいと信ずるのである(拍手)。
〔平和の主唱者は平和の攪乱者〕
全体、平和ということは、人間の上に大にして崇高なる事業であるが、議論そのものは単純なものである。多く説くの必要がないほどのものである。然るに、私は平和という上に付いて、大なる疑問を持っている。