轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
せいじがくにゅうもん
政治学入門
矢部 貞治
「政治学入門」アテネ新書、弘文堂、1951(昭和26)年5月
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 49,607 字 · 96 页
二 国家
1 国家の定義
やはり政治は、国家生活と結合したものとして理解しなければならぬ。グラボウスキーがいうように、「すべての政治は国家をめぐって存在し、国家から発し、そして不断に国家に帰着する」といわねばならぬ。部分社会や人間集団の関係は、ただこの国家意思の決定と行使に直接に関連してくる場合にだけ、政治の問題となるのである。ところで政治がこのように国家と離れては考えられないとすると、国家とは何かということに、一応触れておかねばならない。
二 国家
1 国家の定義
国家という語は、ケルゼンのいうごとく、「最も空虚な言葉が最も便利な言葉」ということの、代表的な一例である。国家についての説明は、雑然として定説がないのである。みなが国家ということばをいうが、その意味する内容は千差万別なのである。
例えばヘーゲルにいわせれば、国家は最高の道徳で、倫理的精神の現実体であるが、エンゲルスにいわせれば、国家は階級的な抑圧と搾取の手段にすぎない。トライチケによれば、国家は何よりも自己主張の権力体だが、ケルゼンによれば、国家は法秩序のほかの何物でもない。アリストテレスは国家を、幸福で名誉ある完全で自足的な生活体だというが、ベンサムやミルなどの功利主義者は、国家を個人の権利と財産の番をするための「必要な悪」