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かいていたいりく

海底大陸

海野 十三

「子供の科学」1937(昭和12)年4月~1938(昭和13)年12月

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 89,400 字 · 179 页

青空文庫

「じゃあ、さっきの議論にかえり、海底超人の発生起源について、わしの論をすすめましょう」

と、安楽椅子から腰をあげたのは、生物学者として世界一と折紙をつけられているストックホルム大学のベント博士だ。

「――わしの考えるところでは、海底超人は、他の遊星から植民してきたところの生物であると思う。つまり海底超人は、ロケットのようなものに乗り、はるばる地球に近づいた。そしてロケットを大西洋の海底につけたのである。それは海底超人の生活力からいって、海底であることを必要条件としたからだ。そして海底超人はクイーン・メリー号をねらって、ここに人類との初交渉をおこなうことになったのである。だから海底超人の母国は、この宇宙に一つの遊星となって、いまも虎視眈々として、第二の植民をおこなおうとしているかもしれない」

「それはどうも不合理だ」

と白いひげの、やせたからだの老人が自席に立った。アイルランド大学のクイ教授だ。

「事務長クーパーの報告によると、海底超人の人口は、ちょっと見たところでも百万人ちかいものであったという。そういう大量の移民が、人類に知れずにそう簡単に出来るわけのものではない。