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かいていたいりく
海底大陸
海野 十三
「子供の科学」1937(昭和12)年4月~1938(昭和13)年12月
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 89,400 字 · 179 页
「それはへんですネ。他の人は、どうして気がつかなかったのでしょう」
ほんとうにふしぎだ。船が沈没するらしいと、三千夫だけが気がついたというのはおかしい。しかもそのときのメリー号が、ただの状態にいたとは決して考えられない。
(なぜ、ほかの人は気がつかなかったのだろう?)
三千夫は目をぱちぱちさせて考えこんだ。
「あッ、そうだ。サケ料理のせいかもしれない」
「えッ、サケ料理とは?」
スミス警部は、いきなりサケ料理の話が出たので面くらった。しかしかれは、ぜひその話を聞かせてくれるようにと少年にたのんだ。
三千夫は例のサケの大漁から、その日の夕食にサケ料理が出た話をした。
「サケ料理をたべた人は、皆ねむくなったんじゃないでしょうか」
「さあ――」
とスミス警部はあごをなでた。
「どうもサケをたべてねむくなったという話は聞いたことがありません。しかしサケが大漁だったとはへんな出来ごとです」
少年は、どうしても、あのサケ料理があやしいように思った。
「じゃ警部さんは、メリー号がどうして遭難したと思うのですか」
三千夫の大質問に、スミスは、ちょっとタジタジの形だったが、やがて静かにいった。