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かいていたいりく

海底大陸

海野 十三

「子供の科学」1937(昭和12)年4月~1938(昭和13)年12月

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 89,400 字 · 179 页

青空文庫

もうなんとでもなれである。

その格闘は、一年もながくつづいたように思った。それほど張りきった気持の数十分であった。クーパーは、ついに死んだようにぐったりとなった。もうすっかり気力も、体力も出きってしまったのだった。

「マルラ、いないか。おい、パイクソン」

クーパーは、くるしい声をひきしぼって、ふたりの仲間の名をよんだ。

しかし、だれもそれに返事をしなかった。

そのうちにクーパーは、自分のからだがふわりと浮きあがったのを感じた。まるでスプリングの上にのっているような気持だった。

キキキッ、キキキキッ、キッ。

「おやっ」

かれは首をもたげて、眼をしばたたいた。

このとき、ぼんやりとしたあたりの景色が目にうつった。――クーパーのまわりには、れいの怪物がうようようごめいていることを知った。クーパーは怪物群にかつぎあげられているのだ。それとわかってみても、かれにはもがくだけの体力もなかった。

怪物群はクーパーを肩にして、クイーン・メリー号の舷側をこえた。そして漠然たる空間を、ゆうゆうとむこうへ行く。

クーパーはどこへつれていかれるのだろう? かれの運命はどうなる?