轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
あわだぐちしめすふえたけ(さわのむらさきゆかりのさきわけ)
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
三遊亭 円朝
02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 196,342 字 · 389 页
処が……重三郎は如何にも気の毒な事だ……飛んだ災難であったが、屋敷からまた其の方に何の様な御難題が掛って来まいものでもない、それで済めば宜いが、私は係り中の事ゆえ何の様なお咎めがあるか、切腹仰せ付けられるか、お手討になるか、癇癖の強い殿様だから軽くいっても追放仰せ付けられるには相違ない……これは斯う致そう、兎も角も屋敷へ帰って私から家老までへ斯様に申し入れよう、稻垣小左衞門小屋に於て賊が忍び入って紛失したと、私一人の越度にして、貴様や重三郎へ迷惑の掛らない事にしよう、何の道しくじる稻垣、致し方はない、私が家事不取締不埓至極という厳しい御沙汰を受けて切腹仰せ付けられるも知れないが、それより外に致し方はない、誠に困ったが拠ないから宜しい、其の趣に届けるから、屋敷から何んな問合せがあっても、お刀はまだ此方へお下げにはならんと云い張れ、そうせんとまた宅に障るばかりでなく、親の代から年来の出入も差止められたら難儀をするだろうから、左様心得ろ」
と云い渡され、政七は気の毒が一杯にて漸く顔を上げ、
政「貴方さまお一人へ御迷惑をかけましては済みません」