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おりべというとうき

魯山人陶説

北大路 魯山人

北大路魯山人『魯山人陶説』。同一底本的分册已合并为一书。收入:織部という陶器、乾山の陶器、芸美革新、古唐津、古九谷観、志野焼の価値、瀬戸黒の話、陶器鑑賞について、備前焼、料理と器物、雅美ということ、古器観道楽、坐辺師友。

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 62,241 字 · 127 页

青空文庫

奥田穎川作赤呉須小鉢

実に無造作だ、当意的だ、天来的だ、否、ただ陶法単伝の一旨を、極意的にさっさとやって退けたまでだった。彼がいかに特異性のある「工人」であったか、その消息はここにもまた十二分に読み得られようと思う。

(昭和八年)

奥田穎川作赤呉須小鉢

今泉さんの著書に「奥田穎川、名は庸徳、通称を茂一郎、又茂右衛門と称した。穎川は、其の号である。尚、其の他に、陸方山の号もある。享保年間、五条大黒町に住して、製陶に従って居った」とある。また「清水の海老屋清兵衛に学んで一家を成し、善く支那の古陶瓷の模しものに妙を得、其精妙の作に臻っては、殆ど彼我の弁別も為し難い程である」とあるが、この説は今泉さんの粗忽でしょう。なぜならば、穎川と中国は、彼我の弁別がすこぶる明瞭であるからであります。今泉さんは「就中其の呉須赤絵に臻っては銘が無かったら、何うしても支那としか見えぬ位に、上手に出来て居る」と言っておられますが、この説もいけませんね。そこへゆくと、奥田誠一さんの穎川赤呉須説明の条に「其筆力勁健描法奔放支那の呉須赤絵の遠く及ばぬ所があります」の方が賛成率が多いのです。

穎川の特質は調子の高い点にあります。