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おりべというとうき

魯山人陶説

北大路 魯山人

北大路魯山人『魯山人陶説』。同一底本的分册已合并为一书。收入:織部という陶器、乾山の陶器、芸美革新、古唐津、古九谷観、志野焼の価値、瀬戸黒の話、陶器鑑賞について、備前焼、料理と器物、雅美ということ、古器観道楽、坐辺師友。

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 62,241 字 · 127 页

青空文庫

そして、それがやはり中国の特長をなしている所以でもあるのだ。だがしかし、いよいよ突込んで芸術的に検討してみると、日本人の作にみる底力とか、深味とか、雅味とかに比べては、及びもつかぬただ外観的なものとなっているまでだ。これは何も自分が日本人だから言うわけではない。アメリカに生まれても、フランスに生まれても、自分はそう感ずるだろう。

この程滝精一氏が朝日の紙上に、今時分と言いたい中国カブレの中国讃美論を得意そうに発表されていたが、ああいう所説は一応もっとものように考えられるもので、誰しも一度はあそこを通る経験を持つものだ。だが段々と真実に眼が進んで来ると、中国の持つよさの限度が見極められて来ずにはいないものだ。滝氏にも今後の向上があるならば、やがてかく言う我々の境地に至られる時代が来るであろうと思う。滝さんのお父さんも、あんな考えから絵を描いてこられたようだ。

実際、昔のものを見るとき、日本のものは瓦一つにも頭の下がるものがあるが、中国には心から頭の下がるものはない。いつも言うことだが、そこが主観と客観の分かれ目で、明瞭な主観に立っていないものに深い作は望めない。