輕讀日語

輕鬆讀懂日語經典作品

ja-reading.com

輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。

ぜにがたへいじとりものひかえ

銭形平次捕物控(十五)茶碗割り

野村 胡堂

線上閱讀野村 胡堂《銭形平次捕物控(十五)茶碗割り(ぜにがたへいじとりものひかえ)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 109,804 字 · 225 頁

青空文庫

二人はまた歯を剥き出して、新しい争いを捲き直すのでした。

「半次に助七じゃないか、こいつは一体どうした事なんだ」

ガラッ八の八五郎は、二人の間へ割ってはいって、どうやらこうやら引離し、二頭の高麗犬のように平次の前に据えました。

「ね、八五郎親分。この半次の野郎が、師匠に振り飛ばされて、うんと怨んでいたことは、親分も知っての通りだ」

と助七、

「何をッ、師匠を死ぬほど怨んでいたのはうぬじゃないか」

とやり返す半次。八五郎はようやくそれを宥めて、ともかくも二人の言い分を尽させました。

そのこんがらかった二人の言葉を整理して聴くと、半次は――ツイ先刻、賀奈女の家の木戸から庭へ廻って、何心なく声を掛けると、当の賀奈女は大肌脱ぎになったまま、鏡台の前に倒れ、助七が次の間――入口の三畳でまごまごしていたと言い、一方助七に言わせると、師匠に用事があって、入口から声を掛けたが返事がない、心易立てに入って次の間を覗くと、賀奈女は絞め殺されて、縁側に半次がウロウロしていた――というのです。

それから騒ぎになって、折柄通りがかりの八五郎が飛込み、銭形平次に報告されましたが、半次と助七は、日頃の鞘当筋で、これを切っかけに憎悪が燃え上がり、「お前だ」