輕鬆讀懂日語經典作品
ja-reading.com
輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。
だらくろん(ぞくだらくろん)
堕落論・日本文化私観 他二十二篇
線上閱讀坂口 安吾《堕落論・日本文化私観 他二十二篇(だらくろん(ぞくだらくろん))》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 84,198 字 · 171 頁
娼婦の世界に単純明快な真理がある。男と女の真実の生活があるのである。だましあい、より美しくより愛らしく見せようとし、実質的に自分の魅力のなかで相手を生活させようとする。
別な女に、別な男に、いつ愛情がうつるかも知れぬという事の中には人間自体の発育があり、その関係は元来健康な筈なのである。然しなるべく永遠であろうとすることも同じように健康だ。そして男女の価値の上に、肉体から精神へ、又、精神から肉体へ価値の変化や進化が起る。価値の発見も行われる。そして生活自体が発見されているのである。
問題は単に「家庭」ではなしに、人間の自覚で、日本の家庭はその本質に於て人間が欠けており、生殖生活と巣を営む本能が基礎になっているだけだ。そして日本の生活感情の主要な多くは、この家庭生活の陰鬱さを正義化するために無数のタブーをつくっており、それが又思惟や思想の根元となって、サビだの幽玄だの人間よりも風景を愛し、庭や草花を愛させる。けれども、そういう思想が贋物にすぎないことは彼等自身が常に風景を裏切っており、日本三景などというが、私は天の橋立というところへ行ったが、遊覧客の主要な目的はミヤジマの遊びであったし、伊勢大神宮参拝の講中が狙っているのも遊び場で、伊勢の遊び場は日本に於て最も淫靡な遊び場である。