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ぶんかしじょうよりみたるにっぽんのすうがく
文化史上より見たる日本の数学
三上 義夫
線上閱讀三上 義夫《文化史上より見たる日本の数学(ぶんかしじょうよりみたるにっぽんのすうがく)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 96,999 字 · 192 頁
ダ・ヴィンチは近似的の作図をも正確だと思ったようなこともあるが、デューレルはこの作図は近似的であり、彼の作図は正確であると、常に明瞭に述べたものであった。そういうことをしたのはこの人をもって嚆矢とする。
デューレルもまたダ・ヴィンチと同じくコンパスの唯一つの開きで作図をすることをした。
デューレルはハンガリー生まれの一鍛工の子にして、ドイツのニュールンベルクに生まれた。木彫と絵画を学び、イタリアのヴェネチァに行って大いに得るところがあった。絵画においても木彫においても、はなはだ成功を収め、多くの傑作を作った。宗教改革家として名高いマルチン・ルーテル(Martin Luther)の心からなる友であった。
デューレルが数学上の著述として最も重要なものは、一五二五年の作であるが、その中には透視画法、図的解法などをも説いたのであった。
デューレルは紙上に正多面体及び半正多面体の側面をなすところの諸多角形を接続して描き、その縁に沿うて紙を折り、その多面体を作ることを考えたが、これはデューレルが初めて試みたことであった。
デューレルはまた外擺線(epicycloid)のことをも説き、その作図をもしたのであるが、この種の曲線のことはギリシアの数学に多少の痕跡はあるが、デューレルが説いたものは全くこの時から始まる。