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ぜにがたへいじとりものひかえ

橋の上の女 ――銭形平次傑作選2

野村 胡堂

線上閱讀野村 胡堂《橋の上の女 ――銭形平次傑作選2(ぜにがたへいじとりものひかえ)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 88,573 字 · 178 頁

青空文庫

豊麗で、媚を含んでいて、そのくせ上品にさえ見えるのは、顔の道具のよく整っているせいでしょう。

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「怪我はどうだ」

平次は側へ寄りました。

「有難うございます、お蔭様で――」

お夢は焼けた鬢などを掻き上げて居ります。火傷は額から首筋へほんの少々、膏薬でも済みますが、火鉢で腰のあたりを打たれたそうで、身動きは出来そうもありません。

「その災難のあった時のことを詳しく話して見るが宜い。二階から火鉢が独りで落ちる気遣いはない」