輕讀日語

輕鬆讀懂日語經典作品

ja-reading.com

輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。

みんげいよんじゅうねん

民藝四十年

柳 宗悦

線上閱讀柳 宗悦《民藝四十年(みんげいよんじゅうねん)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 182,248 字 · 368 頁

青空文庫

等といわれて、初めて「下手もの」という俗語を教わり、その語感が面白く、「お婆さん今日は『下手もの』はないかい」等とこちらから聞くようになった。私が『越後タイムス』に吉田正太郎君の仲介で「下手ものゝ美」(後に「雑器の美」と改題し本書にも掲載)と題しこれを発表したのが大正十五年の秋であった。しかし「下手もの」なる言葉は俗語だし、語音の調子が面白いせいか、この言葉は忽ち伝播し「下手もの好き」とか、「下手趣味」とかいう表現まで生れ、ついには公に「下手もの展」などを開く骨董商が現れ始めた。これに伴って見当はずれの見方も漸次多くなり、誤解を招きやすいこの言葉を避ける方がよいと思われ、大正十五年正月のこと偶河井や浜田と高野山に旅した時、一夜宿房(西禅院)で何か適当な言葉はないものかと話し合いついに「民藝」という言葉を生み出した。元来は「民衆的工藝品」の意味であった。民衆品は貴族品に対し、工藝品は美術品に対する言葉なので、心持は「民間で用いられる日常品」、つまり広義の雑器の意なのである。

ところがこの言葉を用い初めると、すぐ反対も起った。当時は「雑器」に美があるなどという事は気違い沙汰にも思われたし「実用」