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かせいへいだん
火星兵団
海野 十三
線上閱讀海野 十三《火星兵団(かせいへいだん)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 307,889 字 · 618 頁
58 遮蔽網
なあんだ、そんなことだったか」
58 遮蔽網
冷却管は、いつのまにか、うまくなおっていた。博士は、それで、やっとあんしんした。今や大空艇は、音たかく甲州の空をめがけてとんでいく。
「博士、冷却管の故障を見つけにいったところ、そこに、この少年がいたのです」
「なんじゃ、その少年がいたというのか。どこかで、見かけたような子供じゃが、だれだったかな」
「千二少年ですよ」
「千二少年? そうか、そうか。おもいだしたよ。天狗岩で、火星のボートを見つけたのは、この少年だったな」
「そうです」
「それから、火星人を見たのも、わしをのけると、この千二少年がはじめてじゃ。しかし、なぜ、となりにいたのかね」
そこで先生は、千二にかわって、千二の身の上を話した。
千二が、丸木につかまり、それから電気帽をかぶせられて、情心の先生をしているうち、電気帽のねじがゆるんで、下に落ちたため、われにもどり、ここまで、にげもどったいきさつを、話していると、
「もういい、話はそのくらいにしておけ。火星兵団の宇宙艇が、向こうに見えて来たわ」
「えっ、見えましたか」
「いるわ、いるわ。わが突撃隊のいる森の上に群れている。