輕讀日語

輕鬆讀懂日語經典作品

ja-reading.com

輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。

ぜにがたへいじとりものひかえ

銭形平次捕物控(十)金色の処女

野村 胡堂

線上閱讀野村 胡堂《銭形平次捕物控(十)金色の処女(ぜにがたへいじとりものひかえ)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 137,868 字 · 278 頁

青空文庫

「ヘエ?」

「隠し立てをすると今度こそは周助殺しの下手人で、伝馬町に送られるよ」

「とんでもない、親分」

「昨夜お前は亥刻時分に帰って来た、――それは駄菓子屋の女房が見ているから間違いはあるまい」

「ヘエ――」

銅六は気味が悪そうに金壺眼を光らせました。

「日頃周助が大金を持っていることを知っていて、お前は昨夜という昨夜、周助の家へ借りに行ったはずだ、嫌だと言ったら手荒なことをするつもりで――」

「親分、そいつは」

「黙って聞かないか」

「ヘエ――」

「麻裏を突っかけて行って、お勝手から這い上がり、出刃庖丁を捜したが見えなかった。仕方がないから、拳骨で脅かすつもりで障子を開けると、周助は一と足先に斬られて血の海の中に死んでいた。驚いて元の裏口から帰るとき、お前は履いて行った麻裏と、雪駄と間違えて来たはずだ、――その雪駄はこれだ」

平次は銅六が上がり框の下へ突っ込んでおいた白鼻緒の雪駄を引出して見せたのです。

「えッ」

「間違った雪駄がお前の家になきゃ、この平次もお前を周助殺しの下手人と思い込むに違いない。何が仕合せになるか解らないな、銅六」

「親分」

「弁解したって無駄だよ、――雪駄を湯屋で間違えたなんて誤魔化しても通用しないよ。