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Japanische Klassiker mit Furigana

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さんごくし

三国志

吉川 英治

Lesen Sie 三国志 (さんごくし) von 吉川 英治 (よしかわえいじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 161.356 Zeichen · 323 Bildschirme

Aozora Bunko

ほぼ明瞭なのは、さきに徐庶が玄徳へも告げているように、その祖先に、諸葛豊という人があったということ。

また、その諸葛豊は、前漢の元帝の頃、時の司隷校尉の役にあり、非常に剛直な性で、法律にしたがわない輩は、どんな特権階級でも、容赦しなかった警視総監らしい。

それを証するに足るこんなはなしがある。

元帝の外戚にあたる者で、許章という寵臣があった。これが国法の外の振舞いをしてしかたがない。諸葛豊は、その不法行為をにらんで、

「いつかは」と、法の威厳を示すべく誓っていたところ、或る折、またまた、国法をみだして、恬としてかえりみないような一事件があった。

「断じて、縛る」と、警視総監みずから、部下をひきつれて捕縛に向った。ちょうど許章は宮門から出てきたところだったが、豊総監のすがたを見て、あわてて禁門の中へかくれこんでしまった。

そして、彼は、天子の寵をたのみ、袞龍の袖にかくれて哀訴した。しかも、豊は国法の曲ぐべからざることを説いてゆるさなかったので、天子はかえって彼を憎み、彼の官職をとり上げて、城門の校尉という一警手に左遷してしまった。

それでも、彼はなお、しばしば怪しからぬ大官の罪をただして仮借しなかったため、ついにそういう大官連から排撃されて、やがて免職をいい渡され、ぜひなく郷土に老骨をさげて、一庶民に帰して