Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

さんごくし

三国志

吉川 英治

Lesen Sie 三国志 (さんごくし) von 吉川 英治 (よしかわえいじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 161.356 Zeichen · 323 Bildschirme

Aozora Bunko

三

「そうか。あははは」

めずらしく、孫策は声をだして笑った。非常なご機嫌だと思ったので、蒋林は訊かれもしないのに、なおしゃべっていた。

「――しかし、百万の強兵があろうと、彼はまだ若い。若年の成功は得て思い上がりやすく、図に乗ってかならず蹉跌する。いまに何か内争を招き、名もない匹夫の手にかかって非業な終りを遂げるやも知れん。……などと曹操は、そんなこともいっていたと、朝廷の者から聞きましたが」

見る見るうちに孫策の血色は濁ってきた。身を起して北方をはったと睨み、やおら病牀をおりかけた。人々が驚いて止めると、

「曹操何ものぞ。瘡の癒えるのを待ってはいられない。すぐわしの戦袍やをこれへ持て、陣触れをせいっ」

すると張昭が来て、

「何たることです。それしきの噂に激情をうごかして、千金の御身を軽んじ給うなどということがありますか」と、叱るが如くなだめた。

ところへ、遠く河北の地から、袁紹の書を持って、陳震が使いに来た。

三

ほかならぬ袁紹の使いと聞いて、孫策は病中の身を押して対面した。

使者の陳震は、袁紹の書を呈してからさらに口上をもって、

「いま曹操の実力と拮抗し得る国はわが河北か貴国の呉しかありません。