Japanische Klassiker mit Furigana
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おうべいかっこく せいきょうにっき
井上円了・世界旅行記
井上 円了
Lesen Sie 井上円了・世界旅行記 (おうべいかっこく せいきょうにっき) von 井上 円了 (いのうええんりょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 260.015 Zeichen · 519 Bildschirme
四六、シアトルへ向かう
普天の下は王土なり、率土の浜は王臣なり、日本狭しとなげくなよ、異国遠しと思ふなよ、光りかがやく天ツ日の、照す所は皆我地、狭き国にて眠るより、出でゝ働け四千万、大和人種の苗裔が、五大洲に満ちてこそ、皇ら御国の御威光も、高く揚りて忠孝の、名実共に行はれ、目出度限りと申すなれ。
四六、シアトルへ向かう
二十八日、午後八時ニューヨーク発車、翌日バッファローに降車す。また一句を浮かぶ。
アメリカはたゞあを/\と草の海
同所よりさらに乗車、三十日朝シカゴ市に着す。
城市傍湖一面開、早起先登百尺台、波上茫茫看不見、汽声独破暁烟来。
(市街のかたわらに湖が一面に広がり、早起きしてまず百尺の楼台にのぼる。湖の波の上は広々として見れども果てはみえず、汽笛の声だけが朝もやを破って聞こえてくるのである。)
これよりセントポールに至るの間、カナダ地方に接続して、平野茫々、一望無涯、しかしてみな耕地なり。
七月加南夏漸生、雷声送雨晩天晴、麦田薯圃茫如海、身在緑烟堆裏行。
(七月の加の南部に夏がようやくきて、雷の音に雨が降り、夜空は晴れわたった。麦畑と薯畑が広々として海のごとく、この身は緑のけぶるような中を行くのであった。