Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
おうべいかっこく せいきょうにっき
井上円了・世界旅行記
井上 円了
Lesen Sie 井上円了・世界旅行記 (おうべいかっこく せいきょうにっき) von 井上 円了 (いのうええんりょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 260.015 Zeichen · 519 Bildschirme
九一、南半球十二勝
深くその友情の厚きを謝す。帰着の所感一首あり。
背レ花四月上二長途一、看尽濠阿欧米都、帰到二家山一冬未レ遍、只驚霜雪満二吾鬚一。
(花咲く四月を背にして長い旅路につき、豪州・阿・欧米の都市をみつくした。帰って家郷の山川に至れば冬はまだゆきわたらず、ただ驚くべきことに霜雪のごとき白さが、いまやわがひげにみちていたのだ。)
九一、南半球十二勝
以上、すでに五万マイル余の紀行を記述しおわり、さらに余談として、前記に漏れたる韻文を掲ぐ。まず、今回世界周遊の目的は南半球の視察にあれば、その途上、余が耳目に触れたる名勝を集めて十二題を選定し、その風光を吟詠す。これ、余がいわゆる南球十二勝なり。すなわち左のごとし。
一、木曜島暁嵐(濠洲)
船踰二赤道一向二濠南一、熱帯風蒸暑不レ堪、驟雨夜来過二木島一、暁天涼気醸二晴嵐一。
(一、木曜島の暁嵐(豪州) 船は赤道をこえて豪州南部に向かえば、熱帯の風は蒸すがごとくして暑さに耐えられぬ思いがした。にわかに雨が夜になって木曜島をよぎり、早暁の空には涼しい気配がみちて、晴天に山の気がかもし出されたのであった。)
二、珊瑚洲秋濤(濠洲)