Japanische Klassiker mit Furigana
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おうべいかっこく せいきょうにっき
井上円了・世界旅行記
井上 円了
Lesen Sie 井上円了・世界旅行記 (おうべいかっこく せいきょうにっき) von 井上 円了 (いのうええんりょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 260.015 Zeichen · 519 Bildschirme
六二、コーヒー耕地日本移民の状態
その設備すこぶる完備せり。市外および公園をも車上より一瞥す。当市第一の壮観はやはり劇場なり。わが帝国劇場よりも壮大なるを覚ゆ。
二十日、晴れ。サンパウロより二百二十五マイルを離れて、ガタパラと名づくる一村落あり。わが国の移民ここに住して、コーヒー採収の業に従事すというを聞き、豊島氏と同車してここに向かう。途上、草原林野のみ。往々、黒奴の瓦屋土壁の中に住するを見る。
伯陽一路野連レ空、草海茫茫望不レ窮、早晩欲レ開二天賦富一、無人之境鉄車通。
(伯陽の道は野が空に連なるかと思われるほどはるかに、草原は海のごとくひろびろとして望めども見窮めることはできない。近い将来には天賦の富を得る道を開かんと願い、無人の境に汽車は行くのである。)
午後五時着駅。耕地支配人サルトリス氏および副支配人平野運平氏と相会し、ともに便車に駕して、来賓接待所に至り宿泊す。昼間は蠅多きも、夜間は蚊声を聞かず。その代わりに、ランプのある所へは群蜂来たり集まる。寒暖は昼間八十度、夜間七十四、五度なり。
六二、コーヒー耕地日本移民の状態
二十一日、晴れ。暑気強く八十三度以上にのぼる。午前、平野氏の案内にて馬上にまたがり、耕地コーヒー園を一巡す。