Japanische Klassiker mit Furigana
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おうべいかっこく せいきょうにっき
井上円了・世界旅行記
井上 円了
Lesen Sie 井上円了・世界旅行記 (おうべいかっこく せいきょうにっき) von 井上 円了 (いのうええんりょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 260.015 Zeichen · 519 Bildschirme
七七、チリ国の観察および批評
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歩レ花三舎巷、浴レ月跋波磯、吟客留旬日、満嚢拾レ句帰。
(花に歩む三舎の港、月の光をあびる跋波磯、吟詠の旅人は十日ほどとどまり、袋一杯に詩句を集めて帰るのである。)
当夕十時半、バルパライソに着す。千田平助氏、河田国雄氏、杉山、村上等の諸氏とともに千田氏の宅に至り、会談深更に及ぶ。
十三日、晴れ。午前、千田氏とともに市内を一巡し、午後、市外公園および海浜に散策を試みて帰る。当日、藤井実氏サンチアゴより来港せらる。
七七、チリ国の観察および批評
十四日、晴れ。正午十二時、東洋汽船会社紀洋丸(九千七百八十七トン)入港の報を聞き、即時に小舟に駕してこれに移り、帰航の途に上る。船長は東郷正作氏なり。船中まで諸氏の送行あり。ここにバルパライソ滞在中、千田氏が止宿を引き受け、かつ諸事を斡旋せられたる労を謝す。午後五時抜錨してイキケに向かう。同港は山を襟にし海を帯にし、地形ややホンコンに似たり。人口十九万ありて、当国第二の都会とす。ただし、海湾外に開き激浪襲来のおそれあれば、良港とはいい難し。日本人のチリ国内に住するもの総計百人未満にして、サンチアゴ市に二十余人、そのうち飴屋を業とするもの最も多しという。