Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
おうべいかっこく せいきょうにっき
井上円了・世界旅行記
井上 円了
Lesen Sie 井上円了・世界旅行記 (おうべいかっこく せいきょうにっき) von 井上 円了 (いのうええんりょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 260.015 Zeichen · 519 Bildschirme
第四、人には二様の見あるを要す
今わが国の事情は、実際を重しとせざるべからず。これ、余が実際哲学すなわち政教学を講ずるゆえんなり。
第四、人には二様の見あるを要す
政教子曰く、およそ人には必ず二様の見あるを要す。その見一様に偏すれば邪見となり、その見二様の中を得れば正見となる。政治家は政治に保守と改進の両主義あることを知らざるべからず、哲学者は哲学に理論と実際の二学派あることを知らざるべからず。その一を取りて他を捨つるは正見にあらず、二者相合してよくその中を得れば正見なり。しかれども、世論は常に動揺して一定すること難きをもって、その論あるいは保守の一方に偏し、あるいは改進の一方に偏するを免れず。このときに当たり、人もしその中正を保たんとするときは、その勢い保守の一方を取るか、しからざれば改進の一方を守らざるを得ず。これ、他なし。ただ、時変に応じてその中を維持せんと欲するのみ。ゆえに、保守の一方を取るものは、改進の同等に必要なることを記せざるべからず、改進の一方を守るものは、保守の同時に廃去すべからざることを知るを要す。この理は、ひとり政治の上に存するのみならず、百事百物の上に存するなり。