Japanische Klassiker mit Furigana
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とうじょうのきじゅつし
塔上の奇術師/鉄人Q
江戸川 乱歩
Lesen Sie 塔上の奇術師/鉄人Q (とうじょうのきじゅつし) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 151.766 Zeichen · 303 Bildschirme
白い幽霊
をつとめたのでした。
それにしても、道化師に化けた四十面相は、園田さんのうちにしのびこんで、いったい、なにをたくらんでいるのでしょう。
白い幽霊
それから四日めのばんのことです。こんどは、丈吉君の妹のヨシ子ちゃんが、恐ろしいものを見ました。
ヨシ子ちゃんの寝室は、西洋館の二階にありました。にいさんの丈吉君の寝室とならんでいて、六じょうほどの小さい部屋に、小さいベッドがおいてあるのです。
ヨシ子ちゃんは、寝るときも、部屋の電灯をぜんぶ消してしまわないで、ベッドのよこの小さい台の上の、青いかさの電灯だけは、つけておくことにしていました。
ま夜中の二時ごろのことです。なにかにおさえつけられるような感じがして、ふと目をさましますと、ベッドのまくらもとに、白いものが、スウッと立っていました。
おとなくらいのせいの高さの、ぼやっとした白いものでした。目も鼻も口もない、白いものでした。
ヨシ子ちゃんは、それを一目見ると、びっくりして、あたまから毛布をかぶってしまいました。
「ヨシ子ちゃん、ヨシ子ちゃん……。」
ないしょ話のようなささやき声が、聞こえてきました。白い幽霊が呼んでいるのです。