Japanische Klassiker mit Furigana
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とうじょうのきじゅつし
塔上の奇術師/鉄人Q
江戸川 乱歩
Lesen Sie 塔上の奇術師/鉄人Q (とうじょうのきじゅつし) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 151.766 Zeichen · 303 Bildschirme
地底の穴ぐら
」
ふたりの少女は、立ちあがると、手をつないで、林の中へかけこみました。園田さんの西洋館は、その林のむこうにあるのです。
いきせききって西洋館にたどりつき、時計塔を見あげますと、いつのまにおりたのか、もう道化師のすがたは見えませんでした。
「あら、もう、いなくなったわ。どこへいったんでしょう。」
「おうちの中へしのびこんだのかもしれなくってよ。早くおとうさまに知らせるといいわ。もし、手だすけがいるようだったら、わたしのうちへ電話してくださいね。うちには、おとうさまも、おにいさまもいらっしゃるから。じゃ、わたし、帰るわ。さようなら。」
スミ子ちゃんは、そういって、もときたほうへかけだすのでした。
地底の穴ぐら
スミ子ちゃんは、林の中をかけるように歩いていました。
いつかこうもり男があらわれたのと、おなじ時計塔の屋根に、こんどは赤い道化師があらわれたのです。なにか恐ろしいことの、まえぶれにちがいありません。
そう思うと、ひっこしてきたばかりのヨシ子ちゃんが、かわいそうになりました。ヨシ子ちゃんのおうちに、恐ろしいことがおこるかもしれないからです。
「やっぱり、あの西洋館は、お化けやしきだわ。